脚質(きゃくしつ)
競走馬の特性を生かした走り方。脚質は逃げ、先行、追い込み、差しの4つに分類することができる。騎手や調教師が馬のスピード、持続力、瞬発力、パワーなどを見極めて、その馬にとってどのような走り方が最も適しているのかを判断する。
ごく稀にすべての脚質に対応できる馬もいる。これを「自在馬」というが、スピード、持続力等のすべての能力に長けていて、なおかつ騎手の指示に対して俊敏に反応できる器用な馬にしかできない。その代表的な馬として「テイエムオペラオー」が上げられる。
ごく稀にすべての脚質に対応できる馬もいる。これを「自在馬」というが、スピード、持続力等のすべての能力に長けていて、なおかつ騎手の指示に対して俊敏に反応できる器用な馬にしかできない。その代表的な馬として「テイエムオペラオー」が上げられる。
脚色(あしいろ)
馬の余力のこと。「脚色が良い」「脚色が悪い」と使われるが、前者は余力が十分にある場合に使われ、後者は余力が無くなってきたときに使われる。
馬なり(うまなり)
騎手がコントロールすることなく、馬の思うがままに走らせる事を言う。
抑える(おさえる)
馬の走るペースが早すぎて体力を消耗してしまいそうな場合、騎手は手綱を引っ張って走るペースを下げさせる事を「抑える」という。
折り合い(おりあい)
騎手と馬との呼吸(意思疎通)のこと。お互いの呼吸が合っているとき、「折り合いが付く」と表現される。
かかる
騎手と馬の折り合いが付かず、馬が前へ前へ行きたがる状態をいう。この場合、騎手は手綱を手前に引くことにより、馬が行きたがるのを抑制して折り合いを付けようとする。
ささる
馬がコース内側へ斜行しながら走る状態。右回りが得意な馬、左回りが得意な馬などの特性を持った馬も存在し、得意でない回り方向のコースの場合、よく「ささる」という現象が見られる。
よれる
馬の脚が不安定になり左右どちらかに斜行してしまう状態。最後の直線走路にて多く見受けられる。これは馬の脚の疲労度合いによるといわれており、よれて他馬へ影響を及ぼすとペナルティー(制裁)を受けることもある。
斜行(しゃこう)
馬が斜めに走ってしまう状態。他の馬へ悪影響を及ぼすとペナルティー(制裁)を受けることもある。
(脚を)ためる
馬の走るペースを落とし、終盤に備えて体力を温存する状態をいう。追い込み馬、差し馬がレース序盤から中盤にかけて、馬群後方にて自分のペースで走っているときなどの状態によく使われる。
ふくれる
「ささる」の対義語として使われる。コースの外側へ斜行しながら走る状態をいうほか、最終コーナーから最後直線に向けて馬を意図的に外へ持ち出すときに「ふくれる」という表現をする。
逃げ・逃げ馬(にげ・にげうま)
馬の脚質の一つ。スタート直後に猛ダッシュして先頭を確保し、あとはゴールまで自分のペースで走る走り方。逃げ馬には闘争心が強い馬が多いといわれており、他の馬に併走される事を極端に嫌がる。結果序盤から全力を出して走ってしまい、レース中盤から終盤にかけて馬群にのまれてしまうケースが多い。
強い逃げ馬の条件は「強い心臓」、つまり高心拍数を維持できる馬である。逃げ馬として名声を上げた「サイレンススズカ」は心臓の強さを車のエンジンに例え「スポーツカーと軽四自動車が走っているようなものだ」とマスコミに評されたほど。
強い逃げ馬の条件は「強い心臓」、つまり高心拍数を維持できる馬である。逃げ馬として名声を上げた「サイレンススズカ」は心臓の強さを車のエンジンに例え「スポーツカーと軽四自動車が走っているようなものだ」とマスコミに評されたほど。
大逃げ
逃げ馬が2番手以下の馬を大きく突き放すこと。時には大逃げしている馬と2番手の馬との差が10馬身以上になることもある。
先行・先行馬(せんこう・せんこうば)
馬の脚質の一つ。レース序盤から馬群の中段からやや上位に位置し続け、自分の得意とするペースを維持しながら続ける走り方。
レース展開が早くなっても、遅くなっても、比較的柔軟に対応できるという反面、器用さも求められる。またレース中、馬群内で不利を受けることも少ないが、そのためにはゲートオープン直後に上位に進出するためのスタートダッシュが必要である。
レース展開が早くなっても、遅くなっても、比較的柔軟に対応できるという反面、器用さも求められる。またレース中、馬群内で不利を受けることも少ないが、そのためにはゲートオープン直後に上位に進出するためのスタートダッシュが必要である。
追い込み・追い込み馬(おいこみ・おいこみば)
馬の脚質の一つ。レースの序盤から中盤にかけては馬群の後方に待機し、第4コーナーから最後の直線にかけて一気にラストスパートし、上位に食い込むという走り方。
追い込み馬が、上位に入れるか入れないかはレース展開に左右されることが多く、そのレースに有力な逃げ馬や先行馬がいる場合、最後のゴールまでに上位陣に届かないケースも多く見受けられる。
追い込み馬が、上位に入れるか入れないかはレース展開に左右されることが多く、そのレースに有力な逃げ馬や先行馬がいる場合、最後のゴールまでに上位陣に届かないケースも多く見受けられる。
差し・差し馬(さし・さしうま)
馬の脚質の一つ。レース序盤は馬群の中段より後方で待機し、第3コーナーから第4コーナーあたりで徐々に上位に進出するという走り方。
差し馬は騎手の合図に俊敏に反応する瞬発力と長いラストスパートを維持できる体力が必要といわれている。
差し馬は騎手の合図に俊敏に反応する瞬発力と長いラストスパートを維持できる体力が必要といわれている。
まくり
第3コーナーから第4コーナーにかけて後方の馬が外側を通って上位馬に肉薄しラストスパートに備えることを、「まくり」とか「まくりを打つ」という。
出ムチ(でむち)
ゲートオープン直後、スタートダッシュするために行われる騎手の鞭さばき。逃げ馬や先行馬など序盤から先行ポジションに位置したい馬にたいして行われる。
末脚(すえあし)
最後直線でのラストスパートによる伸びのこと。競馬を予想する上で末脚は非常に重要な要素であり、競馬専門誌の出走表には、必ずラスト3ハロンのタイムが掲載されている。
歩様(ほよう)
馬の歩き方。馬の体調や気配の良し悪しを判断する一つの材料として、馬の歩き方「歩様」がある。パドックや本馬場入場のときに馬の脚が滑らかに出ている場合「歩様がいい」といい、滑らかで無い場合は「歩様が悪い」という。
一完歩(いっかんぽ)
馬の歩幅のことを言い、レース中の平均歩幅は7m〜8mである。
ステイヤー
長距離(2500m以上)を得意とする馬のこと。スタートから最終コーナーまで一定のラップを刻むことができ、なおかつ騎手に従順な馬に適正があるとされている。長距離レースはレース序盤から中盤は淡々とレースが進み、最終コーナーから最後の直線で全馬がラストスパートするケースが多く、「最終コーナーで、よーいドンのレースだった」という評論家もいるが、実際、中盤の静かなポジション争いも重要な展開要素になる。
スプリンター
短距離(1000m〜1200m)を得意とする馬のこと。短距離戦は「電撃戦」と評されるほど時間的にすぐに終わってしまうレースなので、スタートの出遅れや馬群の位置による不利が致命的な結果になってしまうことが多く、それがゆえに、スプリント系のレースで連勝することは難しいとされている。
マイラー
マイル(1600m)を得意とする馬のこと。短距離でもなく、長距離でもないこの距離を制する為には、スピードだけでもダメ、体力だけでもダメ、つまりすべての能力が平均的に高くないと勝つのは難しいといわれており、陸上競技での「400m走」に例えられるほどである。

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